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駄菓子屋ゲーム博物館が面白すぎて2時間くらいレトロゲームをやった話【本蓮沼駅】

投稿日:2020年4月20日 更新日:

「レトロゲームで遊びながら駄菓子をゲットできるお店があるらしい」

それ、どんなお店!?

ってことで「駄菓子屋ゲーム博物館」に行ってみた。

これが「駄菓子屋ゲーム博物館」と呼ばれるお店。見た感じ下町の商店街の駄菓子屋やおもちゃ屋といった雰囲気だ。

ガチャガチャの並び方というか、積み重ね方に歴史を感じる。この中にレトロゲームがたくさんあるらしい。

 

正直、レトロゲームというものをやったことがほとんどない。わたしは現在27歳だ。小さい頃にちょっと見たことがある程度で、実際に10円を入れて遊んだ記憶がない。だからこそ楽しみだ。

入場料200円を払うと、メダル10枚と交換することになる。

この10枚のメダルで、遊べということらしい。

店内には30台を超えるレトロゲーム機が並んでいた。これを全て紹介しようと思ったが、無理があるだろう。そして、よく見てみると、レトロゲームはほとんど同じような構造になっているっぽい。

  • パチンコ玉を弾いて「あたり」に入れるゲーム
  • 入れた10円玉を弾いて最後まで到達するゲーム
  • 数字を選んで賭け事をするゲーム
  • インベーダーのようなゲーム

ほとんどがこれに該当する。というか、ほぼパチンコ玉か10円玉を弾くゲームばかりだ。絵柄が違ったりテーマが違ったりする程度と言ったところだろう。

10円玉弾く系が意外と面白い

まずは、10円玉を弾く系のゲームで有名な、「新幹線ゲームV」をやってみよう。おそらくレトロゲームの中でも有名なゲームだ。わたしも何度か見たことがあるし、テレビで昔に特集されていた気がする。ただ、「新幹線ゲームV」の「V」が何なのかはよくわからん。

10円玉を入れて、このようなレバーを引き、10円玉を穴に落とさないように下の方まで進めていく。最初は東京からスタートして、最後は博多までいくのがこのゲームのストーリーだ。

レトロゲームの特性として、やはり最初の方が簡単になっている。そして、最後は「できないんじゃない?」というレベルにえげつない難しさになる。

ほとんどの人は新大阪くらいまで、難なく進めることができるだろう。わたしも最初の1枚目で新大阪までいくことができた。ただここからが難しい。

新大阪から新神戸にいくことができないのだ。

新大阪から新神戸駅なんて新幹線で12分で行ける。新幹線を使う必要がないレベルに近い。品川横浜間くらいの距離感覚だ。

それなのに、新神戸の前で落ちる。この穴を超えることができない。

わたしは10円玉を13枚使った。その内9枚が新神戸前の穴に落ちていった。どうやら西宮あたりに何かあるらしい。

130円使ったところでやめた。俺は西宮までしか行けないと割り切った。

 

次の10円玉ゲームも「新幹線ゲームV」と同じような感じのゲームだ。穴の配置具合まで似ている。おそらく同じ会社が作ったんだろうな。

そんなことを思いながら、おもむろに10円玉を入れてみた。

同じ感じで弾いていく。最初は簡単だ。

どんどん進んでいく。

ただ、進めていくうちに気がついた。

すでにわたしの10円玉がある場所が、一番下の段だったのだ。

「えっ?簡単すぎない?」

最後はここに入れなければならない。

 

そして、「だいたいこのくらいの強さだろ」って、弾いてみた。

 

 

入った!

 

 

20円分のチケットが出てきた。

「50円くらい出てもよかったんじゃ。。。」

そう店員さんに言いたいがグッと堪える。このチケットは、メダルか駄菓子20円分と交換が可能なチケットになっている。

楽しみながら駄菓子がもらえるのは、子どもにとって最高の遊びかもしれないな。

 

10円玉ゲームは他にも野球をモチーフにしたものやテニスをモチーフにしたものなどがあった。

元野球部はぜひ野球のゲームに挑戦してみてくれ。

 

パチンコ玉を弾く系のゲームにハマる

次に試したみたのが、パチンコ玉を弾く系のレトロゲームだ。「ピンポンパン」という名前も親しみやすそうだったので挑戦してみた。

パチンコ玉を弾くゲームも10円玉を弾くのと同じようにレバーをひねって、パチンコ玉を飛ばしていくゲームだ。

やることは10円玉ゲームと全く同じ。ただ、10円玉ゲームは下に向かって落としていくというのが基本的なスタイルだった。しかし、パチンコ玉のゲームは逆。

上にのぼっていくのが多い。

この番号が書かれている中に入れると、その枚数に応じたメダルが出てくる。

わたしはパチンコ玉1球で、最後のレバーまでたどり着いてしまった。そして勢いよく弾くと、まさかの「1」に入ったのだ。

「1枚かよ!」というのが正直な感想である。

ただ、レトロゲームはコツさえ掴んでしまえば、結構簡単にできる気がするぞ。「ピンポンパン」では、2回目も「1」に入ってメダルを1枚獲得している。

ここで感じるレトロゲームの面白さ。アナログだからこその魅力や難しさ、攻略法がある。

 

こちらのパチンコ玉ゲームもなかなか面白い。

レバーが3つ付いていて、右から順番に左のレバーの方に飛ばしていくというゲームだ。右と真ん中はすんなりと進むのに、最後のレバーだけ異常に難しい。

一番左の「あたり」または「大あたり」に入れるのがほぼ不可能だ。あたりの上に打たれている釘を見てみても、パチンコ玉が入る隙間すらほぼない。人間が手を使って無理やり入れても通るかどうかの釘のうち具合だ。難易度が高すぎだと判断して、とりあえず保留。お金が余ったらやってみよう!

 

メダルゲームだけでも十分に楽しめる!

最初にもらったメダルをまだ使っていなかったので、ここで使うことにしよう。

このサッカーのゲームは10円玉を飛ばすのとほとんど変わらない。10円玉の代わりにメダルを弾くゲームだ。

メダルを入れて、レバーでメダルを弾く。

どうやら文字でにじんでいるところにメダルを通すゲームのようだ。

ということでやってみた。

レバーを引いて打ち込む!

ただ、全然入らない。私は元々サッカー経験者だが、完全に嫌われてしまっているようだな。

 

このゲームの真後ろにあったのが「たこやきキッズ」というゲームだ。

このゲームで、なぜかフィーバーが起きる。

始めるときには4枚くらいしか持っていなかったメダルが、最終的に30枚くらいまで増やすことに成功する。

ルールは、メダルを入れて、上からボールを落とす。

一番下には数字の書かれた場所があり、ボールがそこに入るとたこ焼きが光るという感じだ。3つの数字を組み合わせて、たこ焼きを完成させることでメダルゲットということになる。面白いのはメダルをもらうタイミングを自分で決められること。

たくさんのたこ焼きセットを作った方が大量のメダルがもらえるのだが、下の数字の部分にボールが2つ入ると今までのたこ焼きが全てなくなってしまう。つまり最初からになるってこと。

やめたときのメダル枚数を獲得できるということになる。蓄積させていけばもらえる枚数が増えるが、ゲームオーバーになるリスクがあるのが面白い。まさにギャンブル心をくすぐられるレトロゲームと言ってもいい。

途中にはパチンコのようにチャンスボーナスがあり、当たるとメダルの枚数が一気に2倍以上に増える。

 

わたしは最初の3枚で、3枚のメダルを獲得。これで調子に乗って、どんどんメダルを入れまくった。そして、たくさんのメダルがほしいから、メダルをどんどん蓄積させていく。

 

そうして、最終的には30枚以上のメダルを獲得できた。

もちろんこの後、たこやきキッズに全てのメダルを入れて楽しんだ。0枚になるまで。

 

メダルゲームはレトロゲームの数も多く、さらに種類も豊富だった。この写真は、メダルを入れた枚数だけ数字にかけることができるゲーム。当たれば大量のメダルを獲得できるようだ。

 

1番ハマったレトロゲーム2つ

わたしが最強にハマってしまったゲームがある。そのうち1つが「山のぼりゲーム」だ。

この進むボタンを押して、自分を1マスずつ進めていく。

光っているのがわたしだ。そして、タイミングをみながら危険を回避していくというゲーム。これが面白い。

最初の方は橋が落ちる前に渡ったりとゆっくりとしたものが多いのだが、どんどんタイミングがわからない難しいものが出てくる。

 

最後の雷は、通る隙を与えてくれない。どのタイミングで通れば良いのかわからない。

さらに難しいのは、制限時間が50秒しかないことだ。時間の制限もあるためとにかく焦る。

 

 

わたしはこれを何度も挑戦した。1回30円とレトロゲームにしてはちょっと高額なので、どんどんお金が減っていく。20回くらいやったところで、ようやく雷のところまで行けるようになる。すでに使った金額は600円。

駄菓子屋で使う金額じゃないな。

普通にゲーセンで使うような金額まで膨れ上がっている。

そして、ついに1000円札まで両替するほどに。。。

 

気がつけば、両替した100円玉も4枚目を両替しようとしているではないか。30分くらいこのゲームに使っていると思う。

 

何度目なのかはわからない。「もう無理かな。」と思ったそのとき、雷を奇跡的に超えることに成功!

 

ガタッ!

 

ゲーム機から景品が出てきた。

 

 

「1回でクリアしないと元取れないやん。」

 

もうひとつが「インベーダー」のようなシューティングゲーム!

「ギャラガ」というゲームらしい。これが30円と少し高額だが、めっちゃ面白い。多分10回くらいはやったと思う。

今のゲームと違って、ボタン1回につき1発しか銃が打てないのがなかなかハードだった。右腕が筋肉痛になるくらいまでやり続けたくなるゲームだ。

 

正直わたしは、普段からゲームを全くしない。スマホゲームはパズドラを少しやっただけだし、ポケモンもあまりやったことがない。ドラクエに関してはスライム以外のモンスターを知らない。そんなゲーム無関心の男だが、レトロゲームは本当に面白いものが多いと感じた。

理由は、おそらく単純だからだ。難しい要求が一切ない。ポケモンならタイプの弱点を知っている人の方が強いし、パズドラでもキャラクターによって強弱がある。

レトロゲームは、強さとかなく、玉を弾いて「あたり」に入れるだけ。それだけのゲームだ。

ただ、レバーのバネの強さとかで、同じゲームでも飛び具合が違うなどのアナログの部分に面白さを感じた。正直、また駄菓子屋ゲーム博物館に行きたいな。レトロゲームは中毒になりそうだ。

 

アクセス抜群の本蓮沼

本蓮沼は、都心へのアクセス抜群な駅です。巣鴨駅からは5駅と山手線へのアクセスも良好。「それだけ都心だとうるさそう。」と心配する人もいるかもしれません。

確かに本蓮沼の駅を降りると目の前は大通りになっていて、うるさいと感じる人もいるでしょう。

ただ、駄菓子屋ゲーム博物館のような小さな商店街の周辺は、住宅街の静けさがありました。大通りの目の前は確かにうるさいかもしれませんが、ちょっと住宅街の中には言ってしまえば、うるささも気にならない住みやすい街だと感じましたよ。

 

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ぽんたまん

意識低い系Webライターのぽんたまんです。みんなの暇つぶしになるような企画記事やB級スポット記事を執筆中。好きなものは音楽とお酒、路地裏。

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