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降りたことない駅1位「駒込駅」に降りるべき10の理由

投稿日:2020年3月23日 更新日:

駒込駅は、「知ってるけど降りたことない駅ランキング1位」らしいです。

わたしも東京に住んでおきながら、駒込駅に降りたことって一度もありません。乗り換えでも使ったことがなく、山手線で素通りするだけ。

ただ、駒込駅にはわざわざ降りてでも行ってみたいスポットが多く存在しています。そこで今回は、駒込駅に降りるべき理由となるスポットを10紹介します。

六義園:四季を折々を感じる都立公園

六義園は、東京屈指の名園で江戸の二大庭園とも呼ばれていました。六義園は四方を塀に囲まれているため、コンクリートジャングルを一切感じない巨大な日本庭園となっています。四季折々の自然を感じられますが、特に春は桜の名所として有名です。国内外から多くの観光客が訪れますよ。

わたしが行ったときは、桜が咲く前の時期(3月上旬)だったので、人はほとんどいませんでした。外国人の観光客がちらほらといる程度。

そのため巨大な日本庭園をほとんど独り占めした気分になりましたね。春や秋には夜間ライトアップなどのイベントも開催されます。六義園に行くなら夜間のタイミングを選ぶのが良いでしょう。

駒込富士神社:一富士二鷹三茄子の由来になった神社

駒込駅から徒歩で10分くらいのところに「駒込富士神社」があります。実は、初夢に見ると縁起が良いと言われている「一富士二鷹三茄子」は、駒込富士神社が由来だとか。一説によると、「駒込富士神社」の近くに鷹匠屋敷があり、さらに駒込茄子が名物であったことから「一富士二鷹三茄子」が縁起が良いものとされたようです。

そんな由緒正しき神社の本殿へは、この階段を登らないといけません。これがものすごく急!

20代のわたしでもちょっと怖いと感じるくらいでした。もちろん帰りは足がすくみますよ。

この階段を登れない人たちのためにも、階段下にはお賽銭箱が置いてあります。まあ、できれば上まで登りたいものですが。

階段を上がると小高い丘になっていて、風通りも良いため清々しい気持ちになります。3月の上旬に行きましたが、すでに桜が散っているところもありました。

静かな場所なので、都会の喧騒に疲れた方は行ってみても良いでしょう。

駒込天祖神社:駒込の総鎮守

駒込天祖神社は、駒込富士神社の鎮守にもなっています。鎮守とは、その地域を守るためにまつられた神のことです。駒込富士神社の親玉的な存在とも言えるでしょう。

本堂までは少し距離がありますが、この感じも駒込富士神社になんとなく似ています。

源頼朝の時代にルーツがあるということで、由緒正しき神社です。なんとなく歴史を感じますね。ただ、他の神社仏閣よりも人は少ない印象です。ゆっくりと静かに参拝したい人には向いている神社ですよ。

 

諏訪山吉祥寺:駅名にもなっている歴史ある神社

駒込駅から徒歩14分ほどのところに「諏訪山 吉祥寺」があります。本駒込駅からの方が近いですが、駒込駅からでも十分行くことができます。

吉祥寺といえば、東京都武蔵野市の吉祥寺駅を思い浮かべる人も多いでしょう。実は、吉祥寺という駅名は、この「諏訪山 吉祥寺」が由来となっていますよ。

正面の門は大通りに面していて、かなり大きいですね。写真に収まりきりませんでした。

境内は長い並木路になっています。冬は葉っぱがないので寂しい感じがしますね。春になったら人も増えそうなお寺ですが、駅から少し離れているので人も少なそうな予感。

桜の写真をゆっくり撮りたい人には、最適な場所になりそうです。

また、両サイドにはお墓がたくさんありました。墓地好きのわたしとしては、開放感があり気持ちが良い場所です。

そこまで大きくはありませんが、お釈迦様の銅像が鎮座しています。なかなか立派です。

まっすぐ進むと立派な本堂が出現。

吉祥寺は1458年に創建された歴史あるお寺です。長い歴史の中で焼失したこともあり、再建を繰り返しました。第二次世界大戦にはほとんどが焼失しましたが、山門と経蔵だけが当時の形の状態で残っています。

敷地が広く、桜のピンクがよく映えるお寺でした。

とげぬき地蔵(高岩寺):棘が刺さった地蔵がいるのかと思った

なんとも痛々しい名前の地蔵である「とげぬき地蔵」。巣鴨駅が最寄りになりますが、駒込駅からでも行くことができます。

とげぬき地蔵という名前だったので、棘の刺さった地蔵でもいるのかと思ったら、全く違いました。とげぬき地蔵の由来は、針を誤飲した人が地蔵菩薩の御影を飲み込んだら、針が御影に突き刺さった状態で吐き出せたことが由来です。

そのため、病気を治すご利益があるとされています。境内には、地蔵に水をかけて病を改善する洗い観音がありますよ。

また、出店も出ていてお団子などを食べることもできます。高岩寺の目の前は、商店街になっているので、買い物や食べ歩きも楽しい場所です。若者でも普通に楽しめます。

 

 

旧古河庭園:ヨーロピアン建造物と日本庭園

「旧古河庭園」は、駒込駅より徒歩10分ほどのところにある都立公園です。洋館と西洋庭園、日本庭園が入り混じった公園で、国の名勝に指定されています。どうやらバラが有名ということですが、わたしが行ったのが3月。バラは5月6月が見頃です。。。

園内に入って最初に圧倒されるのが、この洋館。鹿鳴館やニコライ堂などを設計したジョサイア・コンドルによって設計されています。左右対象とも呼べない微妙なバランスが美しいですね。手前の庭園がお花でいっぱいだともっと見応えがあったのかもしれません。

さらに、大きな池を備えた日本庭園も見応えバツグンです。これは日本庭園の先駆者とも呼ばれている小川治兵衛によって作られています。

「旧古河庭園」は、洋館も日本庭園も名匠によって作られた自然と人間による美しい庭園です。

大和郷:超高級住宅街

「高級住宅街に住んでみたい!」そう思ったことは誰にでも一度はあるはず。実は、駒込駅のほど近くの「本駒込六丁目」は超超超高級住宅街。六義園を中心に広がっている「本駒込六丁目」は、別名「大和郷」とも呼ばれていて、歴代総理が住んだ場所でもあります。

何よりも三菱財閥を作った岩崎弥太郎もこの地に住んでいて、三菱財閥関係者が多く住んでいたとも言われています。

さらに以前、大和郷に出された分譲住宅がおったまげるほどの金額だったことがあります。そのお値段、47億円。どうやら売れたようですが、どんな人が住んでいるのが気になってしまいますよね。。。ある記事では年間の維持費だけで数千万という噂もありました。

※大和郷は観光スポットではありません。

 

染井霊園:桜の名所となっている霊園

「染井霊園」は、駒込駅から徒歩で10分ほどのところにある巨大な都立霊園です。水戸徳川家の墓所でもあり、多くの著名人が眠っています。

個人的に、都会の中でもっとも静かな場所って霊園だと思うんですよね。なので霊園って結構好きで、青山霊園や谷中霊園は散歩するほどです。

都会の喧騒を逃れられる身も心も静かになれるそんな場所です。

もちろん夜は行きませんが。。。

 

霜降銀座商店街:下町感あふれる商店街

駒込駅周辺には、大和郷のような高級住宅街がある反面、下町情緒あふれる街でもあります。

駅を降りてすぐ下町を感じる場所もありますが、もっとも下町感がするのが「霜降銀座商店街」でしょう。

大通りに面した入り口は非常に狭く、細道には50以上の店舗があります。わたしが行ったのは平日のお昼でしたが、どのお店も人だかりができていました。活気を失う商店街が多いので、こちらも楽しい気持ちになってきますね。

細道を抜けると車も通れるほど広い道幅になります。こちらも人でにぎわっていました。旧古河庭園や六義園で自然を楽しんだ後は、「霜降銀座商店街」で食べ歩きなんていうのもいいでしょう。

 

百塔珈琲:駒込屈指のおしゃれカフェ

ホッと一息つける場所を駒込で探すなら「百塔珈琲」がおすすめ。駒込本店と霜降店の2店舗がありますが、わたしが行ったのは駒込本店です。店内に入った瞬間からただようコーヒーの香り。

コーヒー好きにはたまりません。

わたしが注文したのが百塔ブレンドとチーズケーキのセット。まずコーヒーですが、すっきりと飲みやすいのに、コーヒーの香りや濃厚さが重く口の中に残ります。

そこらへんのカフェでは味わえない美味しいコーヒー。鼻の奥にコーヒーの香りがただよう感じがいいですね。そこに濃厚なチーズケーキがものすごく合います。

ホッと一息つきたいならおしゃれカフェの「百塔珈琲」がオススメですね。

駒込は高級住宅街と下町が入り混じる街

今回初めて駒込駅周辺を巡ってみましたが、降りる理由がたくさんある街だと感じました。六義園や旧古河庭園などの自然と歴史を感じるスポットだけでなく、おしゃれなカフェや博物館まであります。

有名な大和郷のような高級住宅街もありますが、近くには霜降銀座商店街のような下町風情ある場所もあります。この融合が駒込の特徴なのでしょう。特に六義園の桜を見るために駒込駅に降りる価値がありますよ。

 

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ぽんたまん

意識低い系Webライターのぽんたまんです。みんなの暇つぶしになるような企画記事やB級スポット記事を執筆中。好きなものは音楽とお酒、路地裏。

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