小さな工夫で大きな効果!手軽に部屋の魅力アップする技あり 空室対策 アイデア集

部屋全体の魅力改善を図るとなると、まず候補に挙がるのが「リノベーション」です。

しかし、リノベーションは準備も工事期間も長くなりがちなうえ、施工費の回収には最低でも10年程度はかかるもの。費用対効果の面から実施をためらう方も多いことでしょう。

そこで今回は、手軽に暮らしやすさを改善し、内見者の評価を高める空室対策設備を総ざらい。「小ワザの詰め合わせ」でお部屋全体の魅力を高める方法を考えてみます。

【玄関まわり】セキュリティ&出がけの便利さがポイント

シンプルなつくりながら、実は改善の余地が多いのが玄関まわりです。なにしろ玄関は“部屋の顔”にして、毎日の生活に欠かせない重要施設。他の部屋とのちょっとした違いも内見者は敏感に察知し、評価の材料に加えます。

例えば、セキュリティ性能。インターホンはモニター付きか、カギはダブルロックか、ピッキングに強いディンプルキーか…。治安の悪化が取りざたされる昨今、玄関の守りの堅さは内見者の安心度・好感度に直結します。

また、玄関まわりの壁に身だしなみチェックのできる姿見鏡や、コートやカバンをかけておけるウォールハンガーが設置されていると、外出時・帰宅時の便利さは段違い。キーフックや傘立てラックは、玄関ドアに磁石で設置できる商品がお手軽・安価でオススメです。

 

  • 玄関まわりの技ありアイデア ※( )の中は目安金額

・モニター付きインターホン設置(3万円程度~)

・ディンプルキー(3万円程度~)

・ウォールハンガー(数千円~)

・土間タイル張替え(1万円程度~)

・スマートロック(2万円程度~)

・姿見鏡設置(2万円程度~)

・上がり框・巾木補修(数千円~)

【水まわり】ユーザビリティ&手元の清潔感がポイント

内見時の印象を左右する最大のポイントが、水まわり。シングルの部屋の水まわりはどこも似たり寄ったりだからこそ、快適さを求める小さな工夫が成約率向上に寄与します。

使い勝手に難のある小さめキッチンなら、まずは棚の造作や、磁石収納の設置が可能になるマグネットプレートの取り付け等で収納力改善を図ってみましょう。

水栓が水とお湯の二口の場合は、温度調節のしやすいシングルレバーの混合水栓に交換を。その水栓工事を機に、思い切って“一人暮らし用食洗機”を導入するのもインパクト大かつ利便性向上の差別化アイデアです。

トイレには、いまや若者の必須設備となった温水洗浄便座を忘れずに。お風呂の手軽な改善なら、シャワーヘッドやミラーの交換がコスパに優れています。

そしてとにかく水まわりは、清掃の徹底で清潔感ある空間に見せることが最重要です

 

  • 水まわりの技ありアイデア ※( )の中は目安金額

・マグネットプレート設置(3万円程度~)

・水栓交換(3万円程度~)

・温水洗浄便座(4万円程度~)

・置き型食洗機(4万円程度~)

・シャワーヘッド交換(数千円~)

【居室】キャパシティ&壁面の有効活用がポイント

居室の使い勝手は「収納」で決まるといっても過言ではありません。

中でも衣類収納の大きさは内見者の重視ポイントですが、5~6畳の部屋ではクローゼット等の新設も難しいもの。そんな時は後付けのできるアイテムで、壁や天井の“縦の空間”を利用した収納を検討してみてはいかがでしょうか。

例えば、壁に長押(なげし)やピクチャーレールがあると、小物を飾れるだけでなく、ハンガーでシャツやアウターを吊るして収納できるようになります。梁や強度のある天井・壁がある場合は、ハンガーパイプを取り付けたり、突っ張り棒タイプのハンガーラックを設置したりで、空間を利用した“見せる衣類収納”をつくるのも一手でしょう。

また、衣類と言えば、天井や窓枠に室内物干しを設置するのもオススメです。

昨今は男女ともに室内干しのニーズが高く、ベランダで洗濯物を干せる部屋であっても、室内に物干しが設置されていると喜ばれます。浴室換気乾燥機に比べ、半分以下の金額で新設できる点も魅力です。

 

  • 居室(壁・天井)の技ありアイデア ※( )の中は目安金額

・長押、ピクチャーレールの設置(2万円程度~)

┗※長押レールという商品もあり

・各種フック類(数千円~)

・ハンガーラック(数千円~)

・ハンガーパイプ設置(1万円程度~)

・天井タイプ、窓枠タイプの室内物干し設置(3万円程度~)

・備え付けLED照明設置(1万円程度~)

・備え付けカーテン(2万円程度~)

ファミリー物件は踏み込み過ぎずが吉

ここまでシングルに向けた改善案を提示してきましたが、二人以上で入居する可能性のあるファミリータイプの間取りでも、これらの使い勝手を改善する設備の導入は有効な空室対策です。

ただし注意点は、主張の強い見た目のアイテムを避けること。感性の異なる複数人の入居者が部屋の良し悪しを決めることになる場合、誰かひとりにでも嫌われる要素があると成約が遠のきます。

特に気を付けたいのは、アクセントクロスや備え付けの照明器具、備え付けのカーテンなど、インテリア性の高いアイテムの導入時です。これらは「あると嬉しい」という反応が期待できる反面、悪目立ちする可能性も高いため、万人受けしそうなベーシックなものを選択し、入居者が自身の感性でカスタマイズできる余地を残しておきましょう。

たとえ10万円の予算でも、小ワザの「詰め合わせ」ならニーズに合わせた選択もでき、部屋全体の印象改善が図れるものです。

また、こうした工事は原状回復工事と合わせて実施しやすく、その際は工事費等の節減も叶います。予算・工期を賃貸管理会社と相談しながら、暮らしやすさと選ばれやすさ、両方を叶える部屋づくりに挑戦してみてください。

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